普段はBlender 4.4を使用していますが、Blender 4.5がリリースされたので、更新ついでに インストール方法とアドオン・設定の移行方法 をまとめました。
Blenderを初めて導入する方や、バージョンアップで設定が消えて困っている方の参考になれば幸いです。
目次
・動作環境
・ダウンロード
・インストール
・設定やアドオンの引継ぎ
・まとめ
・動作環境
公式が出している動作環境はこちらです。



最小動作環境(公式)
・Windows 8.1 以降
・macOS 11.2 (Big Sur) 以降
・Linux (glibc 2.28 以上, 64bit)
・GPU: NVIDIA GeForce 400 シリーズ以降
近年のPCであれば、軽いモデリング程度なら問題なく動きます。
推奨環境
・GPU: 8GB VRAM 以上推奨
→ 本格的に使うならゲーミングPCが安心です。
筆者の環境(参考程度にしてください)
2025年製PC: Ryzen7 5700X / RTX5060 / 32GB RAM
→ 快適
2022年製PC: Ryzen5 2600x / RTX2060 / 16GB RAM
→ 快適
サブ機: Surface Pro 7+ (i5 / 内蔵GPU)
→ 動作はするが重め。軽いモデリング程度
・ダウンロード
Blender公式サイトのダウンロードページになります。
そのほか、以下からもインストール可能です
・Microsoft Store
・Steam
・Linux Snap Store
特に理由がなければ 公式サイトから最新版 を入れるのがおすすめです。

ただし、利用したいアドオンが「最新版非対応」の場合は、1つ前のバージョンを選ぶのもありです。
とりあえず、分からない人は最新版で大丈夫です!
・インストール

DLしたインストーラー起動。
画面の案内に従ってインストールを進めてください。
インストール場所はデフォルトで「C:\Program Files\Blender Foundation/Blender(バージョン)」になります。
Blenderはバージョンごとにフォルダが分かれる仕組みです。
例:Blender 4.4 と Blender 4.5 を入れると、それぞれ独立したフォルダになります。
そのため アドオンや設定は自動で引き継がれません。


インストール完了後に起動すると、初期画面が表示されます。
これでインストール自体は完了です。
・設定やアドオンの引継ぎ
注意、大幅にバージョンが違う場合(例:3.x → 4.5)では、アドオンが非対応の可能性があります。その場合は最新版を改めてインストールしてください。
Blenderのバージョンを更新すると、設定やアドオンがそのまま移行されると思いがちですが、実際には手動でのコピーが必要です。
手順
1.前バージョンの設定フォルダをコピー
2.最新バージョンの設定ファイルに上書きする。
これだけです。単純です。
ファイルの場所ですが「C:\Users\(ユーザーの名前)\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender/(各バージョン)
になります。

たどり着けないという方はファイル表示の隠しファイルにチェックを入れてみてください。

無事にたどり着けると、このようにバージョンごとのファイルがあります。

前のバージョンを開くと、おそらくこの3つのファイルがあるのでコピーします。
ちなみにconfigがユーザー設定です。
scriptsはアドオンになります。
コピーをしたら、新しいバージョンの中に張り付けてください。
いざ最新版Blenderを開いてみましょう。

初回起動にも関わらず、日本語になっていて、アドオンも追加されています。無事に引き継げたみたいです。
・まとめ
・Blenderはバージョンごとにフォルダが独立しているため、設定やアドオンは自動で引き継がれない。
・config と scripts をコピーすれば、手動で移行可能。
・アドオンの互換性はバージョン差が大きいと注意が必要。
これでBlenderのインストールと環境移行は完了です。
当ブログでは、Blenderを使ったモデリングの方法や、VRChat向けのアバター制作手順 を解説しています。
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